英文法で参考書・問題集をどんな順番・組み合わせで使えばいいのか分からない…
今回はこんな悩みを解決していきます。
以前の記事で、おすすめ参考書を紹介させてもらいましたが、今のレベルや残り時間によって、使用するものは変わってきます。
そこで今回は、レベルに応じた参考書の進め方・ルートを紹介していきたいと思います。
この記事を読んでいただければ、自分がどのようなルートで参考書を使えばいいのかが明確になりますよ。
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目次
英文法の正しい学習法を知る
今まで英文法単体の記事は、3つほど書いています。
◆今回紹介する参考書の詳しい説明についてはこちらの記事を。
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【大学受験英語】英文法の参考書・問題集おすすめ15選の紹介
英文法の参考書や問題集で、どれを選べばいいのか分からない… 今回はこんな悩みを解決します。 英語関連の書籍でも、特に種類が多いのが英文法だと思います。 今回は ...
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◆英文法の勉強が分からないというか人はこちらの記事を参考にしてください。
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【大学受験英語】英文法の勉強方法・最も効果的な手段を伝授
前の記事では、英文法がなぜ必要なのかについて書かせてもらいました。 『英文法の完全攻略① なぜ文法は重要なの?に答えます』 今回は、具体的な学習方法についてお話しようと思い ...
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レベルに応じた選択例4選
参考書の選択は、周りの評価だけではなく、自分との相性や適切なレベル選択が非常に重要です。
自分にあった学習法・参考書を色々模索してください。
またどんなレベルでも「概念理解と問題演習を一緒にやること」が効果的と考えているので、それぞれ初めに手をつけてほしい1冊ずつを紹介していきます。
①学校先取りで学習を進めたい人
英語にそれほど苦手意識を持たず、本番までまだ時間がある人が対象です。
高2の夏前以前に開始の人、浪人生が理想ですね。
使用書籍
理解:『ジーニアス総合英語』
演習:『英文法・語法Vintage』
ポイント
理解→総合英語、演習→総合問題集の、最もオーソドックスな選択です。
どちらも分量があるので、章立てごと並行して進めるのが効果的な方法です。
書籍のこだわりはあまりないので、コチラで紹介したものや、学校で配布された本を使っても問題ありません。
使用期間:5,6ヶ月
1章分の「読込+演習」に、日数がどれほどかかるかによって期間は変わります。
例えば1週間で2章分進めるとしたら、1周目は3か月程度かかかります。
最低でも3周は必要ですが、スピードはどんどん速くできるので、
1周目→3か月、2周目→2か月、3周目→1ヵ月
というふうに負荷をかけていってください。
②中学から苦手で復習したい人
中学の授業で不安があった
暗記で乗り切った感じがある
などの人は復習から入った方がいいでしょう。
そこまで負担ではないので、時間に余裕がある人なら全員やってほしいレベルです。
使用書籍
理解:『大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】』
演習:『英文法入門10題ドリル』
ポイント
英語の根幹となる「語順」「品詞」などの確認を、中学レベルの例文で行います。
とは言え高校の内容にも踏み込んでいるので、これだけでもかなり力はつきますよ。
※英語を本当にゼロからやりたいという人には、少しハードルが高めです。
使用期間→1週間~1ヵ月
この2冊は、章立てが揃っているわけではないので、バラバラに進めても構いません。
ドリル形式が気に入ったら、姉妹書の『英文法基礎10題ドリル』に進んでも良いです。
基礎とありますが、高校の全文法を扱っているのでなかなかハードですよ。
③短期で文法を完成させたい人
忙しい人や、本番までに時間がない人が対象です。
総合英語や総合問題集を使わずに、完成を目指します。
使用書籍
理解:『今井宏の英文法教室』
演習:『英文法・語法問題 BEST400』or『英文法レベル別問題集3~4』
ポイント
どちらも書籍が薄く使いやすいですが、高校の内容はほとんど網羅しています。
それでも苦手意識が強い人は、一つ前の②を経由してからの方が良いですね。
演習本は2つ用意しましたが、これは気に入った方で構いません。
使用期間→2~3か月
この理解本は72章でできているので、1日2章ペースで出来れば1周を1ヵ月強で完成できます。
厳しければ無理をせず1日1章ペースを守ってください。
④スタディサプリを併用する人
最近はスタディサプリの英文法講義を使う人も多いので、並行する形を紹介します。
使用書籍
理解:スタディサプリ英文法の授業+『大学入試 世界一わかりやすい英文法語法の特別講義』
演習:『関正生の英文法ポラリス』
ポイント
映像講義の復習として、通読用の参考書はできれば使用してください。
とは言え映像で習ったばかりなので、かなりサクサク通読できると思いますよ。
映像のレベルはスタンダード、ハイレベル、トップレベルの3種類があります。
参考書選びと同じですが、無理に上に挑戦する必要はありません。
ただスタンダードレベルは高校初期程度なので、終了後もう一つ上に積み上げたいところです。
演習書も標準・応用・発展と3種ありますが、これは全員一番下の「標準レベル」から、復習を兼ねてやるようにしましょう。
使用期間→3~5ヵ月
映像講義が24講ですので、1週間に2,3講進めると2ヵ月で終了します。
映像は、気になる箇所以外は何度も見る必要はありません。
総合英語と演習書を中心にしつつ、映像で確認したい部分だけを見るようにしてください。
2レベルやるとさらに時間が取られますが、英文法の項目は一緒なのでさほど時間は取られませんよ。
まとめ
今回は、英文法の参考書ルートについてお話しました。
復習ですが、以下4つのパターンで紹介しています。
①先取りで文法の勉強をしたい人
②中学から苦手で復習がしたい人
③短期で文法を完成させたい人
④スタディサプリを併用する人
①の学習法を核としつつ、他の選択肢を作成しています。
正直、これが正解とは言いずらいですし、今回紹介した方法以外でもやり方は無数にあります。
参考にしてもらいつつ、自分が一番効果的だと思うルートを模索してみてください!