学習法

読解の鍵である「英文解釈」とは?その技術を徹底解説!

 

・英文解釈とは、いったいなんだ?

・大事なのは分かるけどどう勉強するの?

 

今回はこんな悩みを解決します。

 

✔この記事の内容

・英文解釈とはいったい何?

・なぜ英文解釈が必要か

・英文解釈の学習法

 

英文解釈は、大学受験攻略のために非常に重要な要素です。

しかし、学校で深く扱うことが少ないため、そもそもこの勉強について知らないという人もいらっしゃいます。

 

今回は、英文解釈とはどのような勉強でなぜ重要なのかについて、詳しくお話しようと思います。

 

この記事を最後まで読んでいただければ、その必要性を分かっていただけると思いますよ!

 

英文解釈とは

 

単語や文法などと違い、そもそも英文解釈という言葉がよく分からないという方もいるので、私が考える定義やその必要性についてお伝えします。

 

英文解釈の必要性

 

英文解釈とは

「どんな英文でも、単語と文法の知識を使って構造分析し、正確に日本語訳をすること」です。

 

入試問題の大半は、長文読解です。

長文とはたくさんの1文の集まりですから、1文を理解できなければ、当然長文を読むことは出来ません。

 

これだけ見てもらえば「確かにそれは必要なことだ」と感じるでしょう。

 

しかし学生に勉強法を伝えてやらせてみると、色々声が上がってきます。

ちょっと紹介します。

 

声①「この勉強、本当に必要あります?」

 

英文解釈学習の基本作業は、1文訳の書き出しです。

 

そのため1文の勉強・解説に時間をかけますし、速読では禁止であろう返り読みも必要です。

 

そんな勉強をやっていると

「速読の時代にこんな勉強必要ないでしょ」

「学校のテキストの全文訳と何が違うの?」

なんて声は毎回のように聞こえてきます笑。

 

しかし、ゆっくり読んで訳せないものを速読することはできませんよね。

 

もちろん、頭の中で正確に訳せるレベルの英文を、あえて書き出す必要は全くありません。

 

「少し難しいな」と感じる英文を理解できるよう練習し、最終的には速読で読めるようにすることが一番の目的です。

 

声②「単語と文法だけやれば十分でしょ?」

 

とは言え「単語や文法を使って訳出する」わけですから、この2つを完璧にしておけば大丈夫では?という声もあります。

 

確かに英文解釈の勉強自体で、新たに習う知識はあまりないです。

 

しかし「知識がある」のと「知識を使える」のには、大きな差があります。

 

それを知ってもらうために、1つ例文を用意したので見てみてください。

 

この一文を訳せますか?

 

例題:At the time which we speak of the boy was very poor.

 

問題:上の英文を

①S(主語)とV(動詞)を明確にしなさい。

②構造分析をして正確に訳しなさい。

 

「”poor”って意味なんだ?」

「”which”なんて初めて見たぞ!?」

という人は流石にいませんよね笑。

 

単語と文法で困ることはないはずです。それでも、初見で正確な訳を付けられる人は少ないです。

 

もちろん「何となく」は分かるでしょうが、このレベルで何となくでは、単語レベルが上がったり、文構造が複雑になってきたときに何も手が動かせなくなります。

 

次の項目で解答と解説を出しますが、まずは自分でチャレンジしてみてください。

 

※少しヒントを出しますと、”time”は「時代」と訳すとしっくりきます。また”which”は「関係代名詞」です。

 

 

例文の解説

 

では解説に移りますが、どうしても文字が多くなってしまいます。

時間が厳しいという方は、飛ばしていただいても結構です。

 

 

解答:<At the time (which we speak of)> the boy was very poor.

 

S:the boy  V:was

②「私達が話題にしていた時代では、その男の子は非常に貧しかった」

 

以下解説をしていきます。

 

前置詞句は主語にならない

文頭が前置詞のatで始まっています。

 

前置詞は後ろに名詞とセットで前置詞句を作りますが、前置詞句が主語の要素になることはありません。

 

そのためSVを決定には、前置詞句の範囲がどこまでかを判断しないといけません。

 

名詞+whichは関係詞を疑う

直後はwhichですが、文中のwhichはまず関係代名詞を疑いましょう(もちろん例外や他の判別法もあります)。

 

関係詞は形容詞を作り後ろからthe timeを修飾するので、まだatから始まる前置詞句の範囲でもあります。

 

関係代名詞の後ろの文は不完全文

今後は関係代名詞の範囲がどこまでかを判断します。

 

「関係代名詞の後ろのSVは不完全文」が一番のヒントです。

先行詞としてthe timeが前に出るため、必ずその穴の部分があります。

 

we speak of the boyの語順を見ると「私たちはその男の子について話す」と訳したくなりますが、これだとSVが揃った完全文になってしまいます。

 

また、その次にwasがきた瞬間に「あれ?主語がないのに動詞がきた?」と反応しなければなりません。

 

以上の内容から、whichの範囲はofまでとなります。

 

SVの決定

ここまでくると全体像が見えます。

 

もともとwe speak of the time(私達はその時代について話している)の文が、関係詞を伴いthe time which we speak ofとなりました。

 

最初のatの前置詞句の範囲もここまでとなるので、まとめて副詞句となります。

 

副詞は文の要素であるSVOCにならないので、残りの単語でSVの判定となりますが、これはもう簡単ですね。

 

Sがthe boy、Vがwas、Cがpoorで、この文の骨格はSVCの第2文型ということが分かりました。

 

解説は以上です。お付き合いいただき、ありがとうございました!

 

文法を読解で使える状態に

 

解説を読んでいただいた方、ありがとうございました。

 

この説明の中で

単語の意味が分からない…

前置詞や関係詞を知らない…

という人は少なかったと思います。

 

しかし、その知識を読解で活用できるかは全く違う能力です。

これは、質の高い問題&解説を元にトレーニングすれば、必ずできるようになります。

 

 

英語の勉強を「知識から思考」へ

 

繰り返しですが、英文解釈の勉強とは「知識がある状態」を「知識を使える状態」に変えることです。

 

今までの英語の勉強は、語彙・文法・速読など知識を入れることが中心でした。

 

しかしここからは、いよいよ英語も「思考」の学習段階に入っていきます。

 

この先に続く長文読解・英作文なども「入れた知識をどう使うのか」が重要ですから、ここでしっかり学習法を身に付けることが、次の勉強にもつながってきますよ。

 

まとめ

 

今回は英文解釈の必要性についてお話しました。

 

英文解釈とは

・どんな英文でも、単語と文法の知識を使って構造分析し、正確に日本語訳をすること

・「知識がある状態」を「知識を使える状態」に変えること

です。

 

この能力を高めれば高めるほど、長文読解が取り組みやすくなります。

 

講師によっては「英文解釈力が英語で最も重要な学習だ!」という人もいます。

 

時間はかかる学習項目ですが、効果は保証します。是非トレーニングに取り組んでくださいね!

 

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