学習法

なぜ苦手科目は克服が難しい?原因と克服法を解説

苦手教科がいつまでも改善できない…

勉強の効率がよくならない…

 

こういった悩みを抱えている人は、年齢問わず多いと思います。

もしかしたら、その原因は根本的な学習の仕方にあるのかもしれません。

 

今回は、個人のモチベーションや科目ごとの特徴などは一旦置いておき、学習することの本質をお話しようと思います。

これを読んでくれれば、なぜ自分に苦手な分野があるのかと、その解決法が見えてくると思いますよ。

 

「学習する」とは暗記・思考の2つ

 

皆さんは今まで小中高大と過ごしてきた中で、様々な勉強に取り組んできたと思います。

英語・数学などの科目学習

経済・心理などの学問研究

簿記・宅建などの資格取得 etc…

しかし内容が何なっても、学習することの本質は2つだけです。

それは

 

・暗記すること

・思考すること

の2つです。

 

 

科目による学習の違い

 

分かりやすいように、ほとんどの皆さんが経験した中高生の学習内容で説明します。

年齢が上がるにつれて勉強科目は多くなっていきますが、それぞれやり方が全く異なるわけではありません。

 

むしろまとめてみると、この2つの学習法の軸の中に収めることができます。

ざっと図にすると、下のような形になります。

 

科目によって、どちらかの傾向が強いイメージですね。

もちろん100%暗記、100%思考という科目は存在しませんし、真ん中くらいのものもあります。

 

その科目の分野や、学習段階によっても変わることですので、あくまで一般的な傾向として捉えてください。

 

現代文は数学に近い?

 

いわゆる文系科目は暗記側理系科目は思考側になりやすいですが、もちろん例外は多々あります。

例えば歴史は暗記のイメージが強いと思いますが、序盤は時代の流れや因果関係を抑えることを重視し、ゴリゴリ暗記することは避けた方がよいです。

 

また英語は誤解を恐れずに言うと、序盤の勉強はほとんどが暗記です。この作業は避けて通れません。

ただ後半は読解やリスニングが中心となるため、段々と思考教科に移っていくイメージですね。

 

現代文は覚えることがほぼないため、完全に思考科目です。

意外に思うかもしれませんが、学習方法は思考教科の代表である数学に近かったりするので、理系の人は最後にとても伸びる人が実は多いです。

これについてはまた説明しようと思います。

 

 

2つの学習法の大きな違い

 

そして最も重要なことですが、暗記学習と思考学習は、習得までの勉強の仕方が根本的に異なります。

これは個人の得意・苦手意識にも大きく関わっています。

 

 

どちら側に得意意識があるか

 

学生にカウンセリングをする時には、図の科目の位置関係を説明した上で

「どちらかと言えば、どちらに得意・苦手意識がありますか?」

という質問を必ずします。

 

もちろんこれだけで全てを図ることはできませんが、ある程度の傾向は掴むことはできます。

 

今まで1000人以上の学生と話をしてきましたが、どちらかを得意にする人は、もう片方を苦手としていたことがほとんどです

(暗記教科が得意なら、思考教科は苦手にする人が多いということです)。

 

小学校高学年くらいにこの傾向はすでに出ているのですが、この段階で直されることなく、学年が上がってしまうのでしょう。

 

 

苦手科目を生み出している要因

 

苦手を生む大きな要因は、ここにあると思います。すなわち

 

暗記科目を得意とする人

「暗記の学習の仕方を、思考科目にもそのやり方でやろうとし」

 

思考科目を得意とする人

「思考の学習の仕方を、暗記科目にもそのやり方でやっている」

 

ということです。

 

そのため苦手を改善するためには、それぞれの学習法の違いを理解し、実践していく必要があります。

では、根幹にある学習方法を話していきます。

 

 

暗記学習→反復と継続

 

暗記の学習の根幹は表題にある通り、反復と継続です。

最も具体的に言うと、反復の回数と周回スピードを上げることが重要です。

それぞれの基準を伝えます。

 

 

単純暗記は最低7回反復

 

なかなか用語を覚えられない!と質問に来る人がいますが

「その用語集どのくらい回したの?」と質問すると、大抵の場合2,3回くらいと答えが返ってきます。

 

はっきり言って、それで覚えられたら天才です笑。2,3回なんて、まだまだ暗記道の途中です。

 

理解をあまり伴わない単純暗記の場合、私は最低でも7~10周は必要だと考えています。最低です。

これは普通の人であれば避けて通れない道です。まずはこの概念を覆してください。

 

 

1週間で1周するスピード

 

もう一つの概念で、スピード感は非常に重要です。

 

例えば「参考書を1周1年かけて終えて、10年で10周しました!」で、覚えることはできるでしょうか。

当然やらせた経験はないので答えは分からないですが、間違いなく定着はしていないでしょう。

 

最終的な目標は、反復するごとに周回のスピードを上げ1週間で1周終わらせて初めに戻ってくることです。

もちろん1周目からこのスピード感は絶対無理です。しかし反復回数を重ねていると、だんだん覚えていることが増えてきて、回す速さが上がってくるはずです。

そうなると暗記の作業も徐々に楽に感じてきますよ。

 

思考学習→再現能力と説明能力

 

思考学習は暗記と違い、目標を数値で決めることは難しいです。

習得するのにも時間がかかりますが、1つ1つ積み重ねていけば必ずできるようになります。

まずは暗記との違いを理解しつつ、全体感を掴んでください。

 

 

解法の再現能力を高める

 

暗記との一番の違いは、問いや解答自体を丸暗記する必要はないということです。

同じ問題は2度と出てこないですからね。

 

大事なことは、解法を論理的に説明できるかという再現性です。

 

例えば数学・物理の問題などでは、解説に理解できない(腑に落ちない)点がないかを1行1行確認していく。

読解問題では、自分の考えと解答の根拠に、どれくらいズレがあるのかを検証していく。

 

そしてそれら解説を、後に自分で説明しながら再現ができるかです。

ポイントとしては、毎回の説明に「なぜこうなるのか?」という疑問を常に持つことです。

自分に「なるほど!」という納得感が生まれない限り、完全に理解したとは言えません。

 

もちろん一字一句同じ必要はありませんが、再現できなかったときは、また「なぜできなかったのか?」を考え、次回までの修正点にします。

 

 

他人に説明して納得しているか

 

自分が本当に理解しているのかを簡単に確認する最強の方法があります。

それは、人に自分の解説を聞いてもらい納得してもらえるか、どうかです。

 

頭だけで理解したのと、人に理解させるのでは難易度は全然違います。

試験というのは、自分の考えを問題を使って「理解してもらう」ものなのですから、むしろ必須の能力です。

 

もし人がいなければ、声を出して説明するだけでも十分効果はあります。

・小さめのホワイトボードを買って模擬授業みたいなのをしている人

・毎晩お気に入りのぬいぐるみを目の前にたてて説明をしている人

・夜な夜なお父さんに問題の解説をしていた人(文系出身のお父さんが1年後に化学に強くなっていた笑)

 

今まで色々工夫をした人がいました笑。

 

ポイントは小さくてもいいので声を出すこと

ここを誤魔化さずにやるかやらないかで、かなり効果は変わってきますよ。

 

 

良問と質の良い解説は必須

 

このような思考訓練を繰り返すことによって、知識だけではなく考え方が蓄積されていくので、様々な問題に対する対処能力が上がっていきます。

 

しかしこの学習には1つだけ必要なものがあります。

それが良質な問題と解説です。案外これを揃えるのが難しいんです。

 

学校の先生が良ければ全く問題ないのですが、たくさんいる全生徒にレベルがあっているわけではないし、正直先生の能力や相性は当たりハズレがあります。

 

参考書なども、演習用の書籍だと紙面の関係からレベルを高めに設定していることが多く、理解するのに苦労するものも多いです。

 

その場合、予備校や映像学習を頼るのも1つの手です。

最近では、オンライン上でも質の高い授業を手に入れられますしね。10年前まではあり得ない話なので、ほんと凄い時代になりました。

 

 

まとめ:方法論を持って苦手を克服する

 

今回は苦手が生まれる要因を、学習法の観点からお話しました。

科目への克服を考える前に、根本的な学習の仕方を学ぶことで改善できる方も多いです。

この記事を読んで少しでも助けになってくれればと思います!

 

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