模試や学校のテストで偏差値40を下回ってしまった。もう何をやっていいのか全くわからない…
今回はこんな悩みを解決します。
この記事の内容
- 偏差値30からの勉強法
- 中学文法の勉強法
- 中学単語の勉強法
- 学習環境の作り方
この記事では「とにかく英語が苦手すぎる」「もう触れたくもない」という人対象に、偏差値30台でも始められる英語勉強法を解説します。
英語ができる人というのは、正しい勉強法と適切な学習量をこなしてきただけです。
能力なんて一切いらないですから、まだまだ諦める時ではありません。
まずは1ヶ月、この記事に書いてあることをしていただければ、1つ上のレベルに上がることができますよ。
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目次
偏差値30台からの英語勉強法
このレベル帯の人には、中学英語まで戻り学習することをおすすめしています。
また迷いや選択肢をなるべく減らすためにも、使用する書籍もほぼ固定しています。
よく使っているのは、以下の2冊です。
◆中学文法:
くもんの中学英文法―中学1~3年 基礎から受験まで(スーパーステップ)
◆中学単語:
中学校3年間の英単語が1ヵ月で1000語覚えられる本
「読解や熟語を入れなくていいのか」という声もいただきますが、あまり手を広げ過ぎてもこなせなくなります。
まずはこの2単元・2冊で十分です。
それでは、具体的な学習戦略やこの2冊を使った勉強法などを紹介していきます。
【参考程度】偏差値30台の位置とは
よく学力や大学レベルを偏差値で出しますが、これは50を平均としてそこからどの程度離れているかを示した数値です。
偏差値30台というのは、数字でいうと下位2〜15%くらいを指します。
学校の40人クラスで言えば、36位以下という位置です。
参考
大学でいうと私立大では、松蔭大学・秀明大学・秀明大学など(Benesse調べより)、国公立大では流石に該当はありません。
本来は数式を使わないと細かい説明は無理ですが、ざっくりと偏差値30台のレベル感は分かったでしょうか。
偏差値30からの勉強法(戦略編)
まずは全体としての学習戦略をお伝えします。
細かい学習方法の前に、全体像を掴んでおいてください。
中学レベルからやり直す
始めに参考書を紹介したときに「何で中学生用の本なんだ?」と思った人も少なからずいるでしょう。
では逆に1つ質問ですが、いつから英語が苦手になりましたか?
………
予想ですが中2から段々怪しくなり、中学卒業の頃にはもうだいぶキツくなっていませんでしたか。
英語の単語・文法は中学内容が基礎になっていて、高校の内容にもつながっています。
やるからには詰まったところまで戻りやり直すのが、結局一番早い方法です。
恥ずかしいという気持ちがあるかもしれませんが、中学内容は絶対に抜けてはいけない知識です。その気持ちもモチベーションに変えて、一気に終わらせましょう。
偏差値40台を目指す
ひとまずの目標は、1つ上である偏差値40台です。
参考
偏差値40とは、簡単に言えば高校基礎レベルの学習に入れる位置です。高校のテストでも受験でも、まずはここまでいかないと話になりません。
ネットを見ると「30から70への学習法」のような記事が多くあります。
もちろん最終的には高みを目指してほしいのですが、あまりに先を見すぎると手元が疎かになってしまいます。
まずは一歩先のステップを見ながら、地道に上がっていきましょう。
単語・文法を1ヶ月で終了させる
英語の文とというのは、文の法則・ルールに基づいて単語が並んでできています。
そのため英語の基礎は単語と文法だというのは、皆さんわかっていると思います。
ただ中学レベルの学習量はそこまで多くはなく、3年分でも1ヶ月あればどちらも完成できます。
今の目標である偏差値40以上に、1ヶ月で行けるということです。
目標も期間が長いとモチベーションが下がるので、短期集中で終わらせましょう。
偏差値30からの勉強法(文法編)
中学文法で使用する本はこちらです。
中学英文法の復習用教材として、根強い人気を持っている参考書です。
3年分の全内容91項目を、見開き2ページずつ丁寧に解説しています。
1日1章→2週間で完成
章は大きく14つに分かれているので、1日1章を目標に進めます。
1周目は「ポイント」と書かれている内容が、理解できているかを確認してください。
特に中盤の「現在完了・関係代名詞・準動詞」などは詰まりやすい項目なので、多少時間をかけても丁寧に進めましょう。
難しいなと感じる項目は、2周目で完璧になるようにします。
2周目はチェックテストも演習
2周目も同様に読み込みを行いますが、別冊にある「完全チェックテスト」も並行して進めてください。
1周目でここは大丈夫と感じた章・項目は、読み流す程度でも大丈夫です。
テストに疑問が残らず解けるようになったら、中学文法の復習は完了です。
2周で完成は難しいと思うので、詰まっていると感じる内容は3周4周と繰り返してください。
参考書での学習が難しい場合
中には自学で参考書を使って勉強するのが、難しい方もいるかもしれません。
その場合は、映像講義を使って学習することも勧めています。
おすすめは、学校での採用も多いスタディサプリです。
高1,2生用の授業に「中学総復習 英語」という60分×10講の講義がありますので、これを2日で1講分進めてください。
少し漏れはありますが、短期で中学の重要事項を網羅することができます。
試してみたくてまだ登録が済んでいなければ、こちらから行ってください。
偏差値30からの勉強法(単語編)
単語で使用する本はこちらです。
これはただ単語を羅列した単語帳ではなく、暗記の仕方を教えてくれる参考書です。
今まで単語の勉強法を学んだことは少ないと思うので、これで効果的な学習法をインプットしてください。
英単語学習から逃げない
英語が苦手な人は、圧倒的に語彙力不足です。
少し厳しい言い方をすれば、今まで暗記作業から逃げてきたと思います。
大学受験において単語力・単語学習は必須であり、=英語力と言っても過言ではありません。
ここは覚悟を持って取り組んでください。
目標は単語勉強法のマスター
この本に載っている単語は、そこまで難しくないはずです。
あまりに知らない単語が多いと、進捗や周回が遅くなってしまうので、あえてかなり簡単にしています。
上で伝えた通り、ここでの目的は、単語の覚え方・暗記のメカニズム・目標の立て方などをマスターすることです。
身に付けた学習法は、レベルが上がったときにも必ず実用できます。
暗記学習はこの後、嫌ってほどやりますから安心してください笑。
1ヶ月で一気に終わらせる
1つ学習法で重要なコンセプトをお伝えするなら、「1ヶ月で1000語をマスターする」というものです。
具体的には、1日200語×5日=1000語を1ヶ月で6周します。
こう聞くと「そんな大量に無理だ」と思うかもしれませんが、知っている単語(ただし意味があやふやな単語)も多いですから必ず実行できます。
英単語は難しい本をチマチマやるより、負荷の軽い本を一気にやるのが遥かに効果的です。
1ヶ月後にやり終えたときには、単語学習において相当な自信を得ていると思いますよ。
偏差値30からの勉強法(環境編)
学習を効率的に行うには勉強法だけではなく、勉強を行う環境を整えることも重要です。
ここでは3つ紹介します。
- 勉強する場所を決める
- 勉強代わりに何かを犠牲にする
- やることを周りに宣言する
勉強する場所を決める
学校塾の自習室、近くのカフェ・図書館など、場所はどこでも良いですが、必ず毎日そこにいくと決意してください。
例えば、平日:17〜21時、祝日:10〜18時と決めたら、必ずその時間は学習環境に身を置くようにしてください。
勉強の習慣化は学習場所の固定から始まります。
もちろん家でも構いませんが、そこを勉強する環境に変える必要があります。
・漫画・ゲーム・TV類は、受験終了まで親に預け封印
・スマホはガラケーに機種変更
・机の上に勉強道具以外を置くの禁止
などなど、勉強以外で気を取られるものは、徹底して排除するようにしましょう。
勉強時間の代わりに何かを犠牲にする
人は1日24時間という時間を毎日使っています。
参考
寝ている・ボーッとしている・暇を潰しているなども、ある意味「時間を使って」いるのです。
すでに習慣になっている24時間に、勉強を新たに追加するには、今までの何かの時間を削らなければいけません。
「勉強時間を増やそう」の前に「◯◯の時間を削ろう・無くそう」と考えてください。
1日の時間の使い方を見直し、必要無いもの・削れるものがあるか炙り出しておきましょう。
やることは周りに宣言する
目標を守る一番いい方法は、やることを周り人に宣言することです。
これはライバルや仲間でもいいですし、親でも構いません。
参考
近くにそういった人がいなければ、SNSやオンライン共有の場でも構いません。
やることに責任感をつけるためには、自分の意志だけではなく周りを巻き込んでください。
まとめ:1ヶ月で中学英語をマスター
今回お話ししたことをまとめてしまえば
中学単語と中学文法を1ヶ月で完成させよう
ということだけです。
しかし、今まで全く英語の勉強ができなかった人にとっては、これだけでも相当な実力アップに繋がります。
1ヶ月後の自分の力を信じ頑張ってください。