学習法

【大学受験】英語長文を速読する方法を具体的に解説します

 

・試験で制限時間以内に読み終わった試しがない。

・速読と言われても、どう勉強するのか分からない。

 

今回はこんな悩みを解決します。

 

この記事の内容

  • 速読とはどのような力か
  • なぜ速読ができないのか
  • 速読力をつける学習法

 

英語学習の悩みで一番多い相談が、やはりこの速読です。

 

単語や文法の勉強と違い、具体的にこれをやれば力が付くというのが分かりづらい分野でもあります。

 

この記事を読んでいただければ、速読ができない原因や、具体的な学習法がわかるようになりますよ!

 

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速読力とはどのような力なのか

 

ネット上で「英語 速読 方法」などと調べると、その手のサイトが五万と出てきます。

 

この記事もその1つに過ぎませんが、中には

・目を早く動かそう!

・精神統一で筆者の心を掴もう!

と言った、明らかに怪しい内容も目にしたことがあります笑。

 

そこでまずは、私の考える速読について説明させてもらいます。

 

速読とは

①時間内に

②返り読みをせず

③飛ばし読みもせず

④英語の語順で直読直解する

力のことです。

 

考え方は人それぞれですが、今まで指導をしてきて、明かに間違った勉強をしている人もいましたので、順に解説していきます。

 

 

①速く読む必要がそもそもない

 

大学受験に速読は不要?

 

共通テストやセンター試験の英語では、設問を含め単語数は約4000語になります。

 

これだけ見るとすごい量!と思うかもしれませんが、試験時間は80分なので、単純計算では1分あたり50語を読めば終わる計算になります。

 

「50語/分ってどれくらいのスピード?」と思う人は、こう考えてください。

 

1語を1秒弱で読めればいいので

 I(1秒)、think(1秒)、that (1秒)he(1秒)…

と読んで間に合うわけです。

 

これ……

むちゃくちゃ遅いですよね…笑

 

 

ゆっくり音読して間に合うスピード

 

もちろん、長文読解では本文を読む以外にも

考える時間、設問の処理、見直し時間

など、さまざまな要素で時間を取られます。

 

しかし、仮に速さが倍(100語/分、2語/秒くらい)でも、少し遅く音読をするくらいのスピードです。設問の処理や見直しの時間は、十分取ることができるはずです。

 

ちなみに、難関大でも語数が4000語を超える入試問題はほとんどありません。

 

確かに英文の難度が上がったり、記述問題などの処理に時間はかかりますが、それは速読力とはまた違う能力です。

 

こうしてみると想像するような、素早く読む「速読」はそこまでいらないことが分かると思います。

 

 

②返り読みをしない

 

ではなぜ速く読む必要がないのに、時間が足りなくなってしまうのでしょうか。

 

結論ですが、その一番の原因は「返り読みが多い」からです。

 

・1回読むだけで理解できない

・日本語の語順にしないと処理できない

・設問を解くときに何回も本文に戻る…

など、返り読みにも様々な理由があります。

 

しかし共通することは、本来スピードはあまり必要ないのに、同じ個所を何回も読むことで、時間が足りなくなってしまっているんです。

 

これから行う速読の練習とは、ざっくり言えば返り読みをできる限り少なくすることが最大の目的です。

 

誰でもできる練習法は、以下説明していきますので安心してください。

 

 

③飛ばし読みはしない

 

もう一つ、速読という言葉の弊害として、本文の重要なところだけ読むといったテクニック論が気になる方もいると思います。

 

確かにスキミング、スキャニングという文章を掻いつまんで読む技法は存在します。

現に皆さんは、この記事を読むときに、全文を精読することなく重要な部分をざっと見るだけで理解していますよね。

 

大量の英文から情報収集するときには重要スキルですが、素早く読むことを求められない以上、少なくとも大学受験では必要はないと考えています。

 

むしろ1文を精読する癖がなくなってしまうので、序盤の勉強では止めた方が良いと思います。

 

 

④英語を英語で理解するのは無理

 

「アメリカ人は日本語を通して英語を理解しない。よって英語を英語として理解できるようになろう」

 

時々勉強法の本などに、こういった言葉を見ます。

確かにこれは理想なのですが、英語を母国語としない私達には厳しいハードルです。

 

当たり前ですが、日本人は母国語である日本語を通して言葉を理解します。

 

つまり英語を理解するときは

【英語を分析する→日本語で訳す→日本語で理解する】

という流れで処理しているはずです。

 

もちろん練習を積むことで、日本語に訳す時間が減り、処理スピードも上がっていきます。

 

この[英語→日本語]の処理の正確性とスピードを上げることこそ、速読で必要なことと考えてください。

 


 

以上4つのポイントを説明させてもらいました。

 

どれも当たり前と言えば当たり前なのですが、身に付けるのには時間がかかります。

 

1週間で完成できるような、魔法のようなやり方は存在しません。地道に練習あるのみです。

 

 

速読をする上で前提の能力

 

上で伝えた通り、速読ができない原因としては「返り読みをしている、直読直解力がない」などがあげられるため、当然読解に関する練習をしていかないといけません。

 

しかしその練習に入る前に、これだけは絶対に必要というものが2つあります。

 

それが

・共通テストレベルの単語力

・基礎的な文を訳す文法・精読力

の2つです。

 

 

①共通テストレベルの単語力

 

英語の勉強は、単語に始まり単語に終わります。

単語力の完成は、どの段階の英語学習でも口酸っぱく言われることでしょう。

 

速読の勉強をするためには、最低でも共通テストレベルの単語暗記は必須です。

 

まだ単語力に不安があるという人は、そちらの完成に時間をかけた方がいいかもしれません。

 

英単語の勉強法やおすすめの単語帳を知りたいという方は、こちらの記事を読んでください。

 

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②基礎的な文を訳せる文法力

 

時間をかけても読めない文を、速読することは出来ません。

 

つまり速読練習をする英文を、時間をかければ自分で訳せる基礎文法と精読力があるのは前提です。

 

具体的には

高2レベルの文法力と、センターレベルがどうにか読める力は必要です。

 

もちろん、志望校レベルの文法・英文解釈力が必要という訳ではありません。

 

これも別記事で学習法を説明していますので、よければご覧ください。

 

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英語の語順で読む直読直解力

 

いよいよ読解訓練に入ります。

単語と文法の知識を前提に、英語を日本語に素早く翻訳していくのが直読直解力です。

 

返り読みをせずに速読を可能とするには、この学習が最も重要です。

 

方法論を3つに分けて説明しますので、是非身に付けてください。

 

 

①スラッシュリーディング

 

英文には文末のピリオド以外にも、意味の切れ目が存在します。

1つ簡単な例で説明すると、下のような感じですね。

 

The girl / dancing in the park / is my sister.

 

このように、意味の切れ目ごとに英語をカタマリとして捉える方法は、

スラッシュ・リーディングやサイト・トラストレーションと呼ばれています。

 

あくまで読みやすくするための手段であり、「切り方」の明確なルールはありませんが

・長いSVOCの要素

・名詞の後置修飾の部分

・副詞句

・接続詞、カンマなど文の切れ目

などで区切りを入れることが多いです。ここでも文法の基礎知識は必要となりますね。

 

 

②英語の語順で訳していく

 

The girl / dancing in the park / is my sister.

訳:公園で踊っている女の子は、私の妹です。

 

この訳は、英文の日本語として正しいです。

しかし速読をするときには、このような訳し方はしません。

 

頭の中は、こうなっているはずです。

The girl / dancing in the park / is my sister.

女の子 / 公園で踊っている / は私の妹です

 

日本語としては違和感がありますが、意味が取れないことはありません。

 

このように

・[英語→日本語],[英語→日本語]のカタマリごと

・なるべく英語の語順で訳し上げて

・頭の中で意味を解釈していく

読解法が直読直解力です。

 

これを1文だけではなくパラグラフ、長文とできるようにしていきます。

 

身に付けることができれば、返り読みの回数は劇的に減っていくはずです。

 

 

③直読直解力を身に付ける演習法

 

直読直解力を鍛え、速読力を自分のものにする絶対的な練習法があります。

 

それは音読です。

 

これを否定する英語講師はなかなかいないはずです。

 

英語をカタマリとして左から右に読めたとしても、その処理が遅ければ速読とは言えません。

 

そのスピードを矯正してくれるのが、音読による訓練です。

 

この音読の効用や具体的な学習法については、長くなってしまうので別の記事に書かせていただきます。

 

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まとめ

 

ここまで読んでいただきありがとうございました!

最後にまとめです。

 

速読とは

①時間内に ②返り読みをせず ③飛ばし読みをしないで ④直読直解する

ことであり、魔法のようなテクニック論ではありません。

 

また英語の語順で直読直解するためには、スラッシュリーディングと音読訓練が効果的です。

 

ただ、くどいようですが最低限の単語・文法の知識は必要ですよ。

 

基礎知識が固まっている人は、是非今日から速読を意識した学習を始めてみて下さい!

 

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