・英語の学習計画が立てられない
・どのように勉強するのか分からない
今回はこんな悩みを解決します。
この記事の内容
- 長期的学習計画の立て方
- 各時期で行う勉強内容
勉強がうまくいく人・いかない人の違いは多々ありますが、そのうちの1つが効果的な学習計画を立てているかどうかです。
計画には年間・月間・1日など様々ありますが、中でも長期的な計画は全体の柱となるため最も重要です。
この記事を読んでいただければ、どんな人・どんな時期でも、英語の学習計画が立てられるようになりますよ。
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目次
英語の年間計画を立てる方法
具体的な方法ですが、理解して計画するだけなら5分もかかりません。
・残り期間を4で割る
・それぞれでやることを明確にする
この2つだけです。
①残り期間を4分割する
まず12月をゴールとして、残り期間を4で割ってください。
参考
試験の中心は2月からですが、1,2月は直前準備で学習時間が取りづらいため、計画は一旦12月までとしています。
日にちまで正確に割る必要はありません。ざっくり月・週まで分かれば大丈夫です。
例を出すと以下の通りです。
高3の5月(残り8ヶ月)なら
1期:5〜6月 2期;7〜8月
3期:9〜10月 4期:11〜12月
高2の1月(残り1年)なら
1期:1〜3月 2期:4〜6月
3期:7〜9月 4期:10〜12月
高2の8月(残り1年半)なら
1期:8〜11月 2期;12〜3月
3期:4〜7月 4期:8〜12月
人により変わりますが、1期あたりでどの程度時間があるか分かったでしょうか。
②1〜4期でやることを明確にする
効率的な学習順序を考えると、それぞれの期でやることはほぼ決まっています。
- 1期:単語・文法 中心ターム
- 2期:英文解釈 中心ターム
- 3期:長文読解 中心ターム
- 4期:志望校対策 中心ターム
ここまで読んで「なるほど!」と思えるなら、もう実際の勉強に入っても大丈夫です。
ここからは、期ごとの学習内容や注意点を詳しくお伝えしていきます。
1期:単語・文法中心ターム
単語と文法は並行する
英語の勉強で「何から始めるか」を考えたとき、まず思いつくのは英単語でしょう。
もちろん間違っていないのですが、単語だけではどうしても単調な学習になってしまいます。
特に英語が苦手な人にとっては苦痛な作業が多いので、理解中心の文法も並行した方が逆に進めやすいと思います。
参考
並行して共倒れにならないかという声も聞きますが、2つまでなら大丈夫でしょう。
ただ3つ以上の内容の並行は厳しくなるので、できる限り避けましょう。
それぞれの詳しい学習方法を知りたいという方は、こちらの記事(英単語編・英文法編)にまとめてあるので是非読んでください。
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サブ:後半で音読訓練を
単語・文法が身についてくると、英文を読む体力が出来上がってきます。
そこで1期の後半に余裕があれば、無理のないレベルで音読・速読訓練も始めたいです。
「読める」という感覚が増えてくると、英語に対するモチベーションも上がってくるはずです。
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2期:英文解釈中心ターム
最も重要な英文解釈
英語学習の最重要項目は、この英文解釈です。
今までの単語・文法の知識を使い、時間をかければどんな英文でも訳せる力を身に付けます。
この能力をどこまで伸ばせるかで、英語力はほぼ決まってきます。
私大で言うと、面白い具合に
・中堅私大レベルの英文
・Gマーチレベルの英文
・早慶上智レベルの英文
と分かれていますね。
サブ:文法演習を並行する
1期の時間で、文法の演習までできる人は少ないはずです。
そこでこの期間に、問題集を使ってアウトプット学習も進めておきたいです。
解釈の練習をしていると単語・文法の知識漏れが見つかるので、その穴埋めも兼ねてやっていきましょう。
参考
この時期の知識漏れは、あまり気にする必要はありません。
むしろ「ここで発見できて良かった」と前向きに捉え、1つ1つ潰していきましょう。
3期:長文読解中心ターム
入試の中心、長文読解へ
今までの力が揃うことで、やっと長文練習ができるようになります。
もちろん、精読・速読ができるからと言って、いきなり長文が読めるわけではありません。
英語は言葉であり、文章には筆者が伝えたい思いがあります。
ここからは、現代文のような「文章の流れを掴む・論理的に読む」などの姿勢も重要になっていきますね。
参考
現代文と長文読解力には、間違いなく相関関係があります。
特に文系の人は3期に入る前に、現代文の基礎事項までは終わらせておいてください。
サブ:全ての穴を埋める
志望校対策に入るまでに、今まで学習した中の漏れは全て埋める意識を持ってください。
例えばですが
・関係詞の解釈が甘い
・覚えづらい単語が潰せない
・音読をさぼってしまった
とか甘いことはもう言ってられません。
今まで習ったことに不必要なことはないですから、全てを網羅的に確認し、足りないものをその都度埋めていきましょう。
4期:志望校対策中心ターム
過去問演習の開始
いよいよ最終タームです。
今までの力を総動員して、志望校の問題にガンガン挑戦していきます。
各大学の英文は難解であると同時に、レベル・長さ・設問などに大きな癖があり、単純な英語力があるだけでは対応はできません。
参考
本番で自分の力を100%発揮するためにも、過去問を通して対策と試験慣れを作っていきます。
長文読解以外の対策
もちろん入試では、長文読解以外も出題されるでしょう。
ざっと上げるだけでも
・実践的文法問題(正誤/整序問題など)
・英文和訳、要約などの日本語記述
・和文英訳、英作文などの英語記述
・小論文レベルの記述
・リスニング
・面接、スピーキング
などがあり、各大学によって構成も様々です。
これらについても、当然対策をしていきます。
特に英文記述とリスニングの2つは、長文読解の学習ルートではあまり触れないため、やる・やらないで大きな差になります。
苦手だと感じる場合は、早めに対策に入れるよう計画してください。
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
長期的な計画方法は、理解して立てるのはそこまで難しくありません。
むしろこれを実行に移していく、月間・週間・1日の計画の方が大変だと思います。
いつまでも長期計画を眺めていても仕方ないですから、全体像が把握できたらどんどんと学習を始めていきましょう。