学習法

【大学受験】英熟語はいらない?効果的な勉強法・覚え方5選を紹介

 

英単語は単語帳も買って勉強したけれど、英熟語って勉強する必要はあるのですか?

今回はこんな悩みを解決します。

 

この記事の内容

  • 英熟語の重要性
  • なぜ苦手な人が多いのか
  • 英熟語勉強法 5選

 

多くの人が苦手意識を持っていて、避けてしまいがちなのが英熟語の勉強です。

 

今回は、この英熟語の覚え方や勉強法を詳しくお伝えします。

 

この記事を読んでいただければ、なぜ英熟語が苦手なのか・どのように勉強したらいいのかが明確になりますよ。

 

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英熟語の基本知識

英熟語とは、複数の単語が組み合わさることで別の意味を作る表現のことです。

 

日本語にも四字熟語のように同じような言葉はありますが、英語の方が種類・表現が豊かで、日常のコミュニケーションでもよく使われている印象があります。

 

学習者にとっては「せっかく単語を完成させたのに、また覚えるのか…」と苦手意識を持ってしまう分野の1つですね。

 

参考

イディオムと呼ぶこともあります。慣用句・ことわざなども含める場合、こちらの方が正しいようですが、基本同じものと考えて大丈夫です。

 

 

英熟語はなぜ大事か

単語・熟語・文法は読解の上でどれも大事ですし、外すことはできません。

ただ熟語は少し別の重要性も持っています

 

 

試験で直接得点源になる

今の試験で、英単語の意味を直接問われる問題はあまりありません。

 

しかし英熟語は文法問題と共に、直接知識を問われる問題も多くあります。

 

単語・文法に比べ数も多くないので、知っていればそのまま得点となる、ある意味オトクな分野なのです。

 

読解でも会話でも頻出

試験に直接出す理由は単純で、読解でもコミュニケーションでもよく使われるからです。

 

英熟語は基本動詞と前置詞を組み合わせるシンプルなものが多いため、使用頻度がとても高いです。

 

参考

日本語でも、難しい語彙を使うより誰でも分かる表現を使った方が相手に伝わりますよね。

 

 

なぜ苦手な人が多いのか

 

覚えることでメリットが大きい英熟語ですが、苦労する理由はどこにあるのでしょうか。

 

 

フレーズが長い

まず単純な理由ですが、熟語は2~3語の単語の組み合わせです。

 

そのため日本語の意味を覚えるだけではなく、単語をどのように組み合わせているかも覚える必要があり、単純暗記では1語1訳の英単語に比べ時間はかかります。

 

同じような形が多い

ただ、フレーズが長くても特徴があれば覚えやすいものです。

 

英熟語の最大の敵は、似ている表現が多いことにあります。

 

動詞が同じパターン

 例えばtakeを使う熟語では

take in(取り入れる)、take on(引き受ける)、take off(取り去る)、take up(持ち上げる)、take to(好きになる)…

など、基本的な熟語帳には15~20語ほど掲載されています。

 

前置詞が同じパターン

 上の例は前置詞から何となく推測できますが、前置詞が同じだとまた迷ってしまいます。

 

高校初期にある紛らわしいのが

take after(似ている)、 look after(世話をする)

の2つです。

 

特にlookはどちらの意味でも行けるような気がして、迷ってしまう人が多いようですね。

 

参考

on,in,at,toなど超基本前置詞はいろんな動詞に付くため、勘弁してくれと思います笑

 

多義語が多い

さらに追い討ちのようですが、例であげたtakeの熟語はほとんどが多義語で、日本語の意味が複数あります。

 

意味の広い基本動詞+基本前置詞の組み合わせだと、どうしても様々な場面で使えてしまうんですね。

 

便利ではあるのですが、学習する側からしたら厄介なものでしかありません。

 

 

英熟語の勉強法 5選

 

それでは具体的な英熟語の勉強法を紹介していきます。

 

まとめると以下の5点です。

  • 基本動詞の概念を理解する
  • 前置詞のイメージを持つ
  • 同じような形の熟語をまとめる
  • テーマごとにまとめる
  • 自分で例文を作ってみる

 

順に見ていきましょう。

 

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基本動詞の概念を理解する

have,take,get,go,come,do…

などの基本動詞ですが、しっかり抑えている人は案外少ないです。

例えば、何回か出しているtakeの核は「受け取る」です。

 

注意ポイント

中学のときに”bring”と一緒に「持っていく」と習うことが多いです。間違いではないのですが、これが核という訳ではありません。

 

“take after~”であれば

take(受け取る)+after(~に続いて)→親族から遺伝子情報を受け取る→似ている

というイメージを持つことができます。

 

熟語を見てすぐに日本語を覚えるのではなく、動詞の概念から結びつけることで暗記の助けになります。

 

参考

細かい点ですが、“take after~”は、目的語に血縁関係のある年上の人しか取ることができません。「有名人に似ている」などの場合には”resemble”を使います。

 

前置詞のイメージを持つ

動詞と共に前置詞の概念も重要で、様々な動詞と組み合わせて幅広い場面で使うことができます。

 

数は20個ほどですので、文法の総合英語などで必ず確認をしておきましょう。

 

また動詞以外と結びつく表現でも

“by the way”→道(way)のそば(by)で→少し外れたところ→話題を外す→”ところで”

など、直接ではなくても意味の繋がりを感じる熟語はたくさんありますね。

 

参考

動詞・前置詞のイメージは、熟語帳に載っていることも多いです。文法で深く扱わなかった人は、詳しめの参考書を選ぶようにしましょう。

 

 

同じような形の熟語をまとめる

似たような表現は覚えにくい典型ですが、まとめて把握することで暗記量をグッと下げることもできます。

 

come 中心にやってくる(自動詞)

bring 持っていく/くる(他動詞)

この2つは自動詞・他動詞の違いはあっても、基本概念が近いため熟語も似たような意味になります。

 

 

about:周辺に

・come about→近くにやってくる→起こる

・bring about→近くに持っていく→〜を引き起こす

back:後ろ側に、戻って

・come back→後ろにやってくる→帰ってくる

・bring back→後ろへ持っていく→〜を持ち帰る

out:外側に

・come out→外側にくる→世に出す、出版する

・bring out→外に持っていく→〜を出版する

up:上向きに

・come up→上にくる→話題に上がる

・bring up→上にあげる→〜を話題に出す

 

他の前置詞もありますし、come,bring以外の動詞でもこのような関係が存在します。

 

まとめられるものは揃えて覚えるようにしましょう。

 

 

テーマごとにまとめる

熟語は特定の場面やテーマごと使うことが多いので、これもまとめて覚えてしまった方が楽です。

 

テーマは、ビジネス・食事・挨拶・睡眠・感情表現・体の一部など、様々な物があります。

 

例えば、handを使った熟語では

at hand:すぐ近くに

at second hand:間接的に

come to hand:手に入る

live from hand to mouth:その日暮らしをする

など「直接・手」から連想できる熟語が多くあり、網羅的に学習ができます。

 

これも熟語帳にまとまっていることが多いので、ぜひ活用しましょう。

 

 

自分で例文を作ってみる

最後に、英熟語はできるだけ例文を活用して覚えてください。

 

参考書を使ってもいいのですが、なぜか実践的で難しめの英文が多いんですよね。

 

そのため、多少表現が雑でも自分で例文を作ってイメージした方が、より覚えやすくなると思います。

 

例)

・I look forward to making a date.

楽しみなところを想像しながら)

・She takes after her mother.

似ている知り合いを想像しながら)

 

覚えにくい熟語だけでいいですしちゃんとした文を作る必要はありません。

 

難しい表現が少ない分例文は簡単に作れますので、あとは何回も反復をしましょう。

 

 

まとめ:イメージを元に暗記を減らそう

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

 

英熟語の勉強は、単語に比べてイメージが重要です。

 

単語・熟語とクリアできれば、英語の暗記項目はほとんど終わりが見えています。

 

ここまでくると徐々に英語が楽しくなってきますので、ぜひ頑張ってください。

 

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