実際、映像授業で受験は大丈夫なの?
映像のメリット・デメリットって何?
今回はこんな悩みを解決します。
今回の記事の内容
- 予備校・塾の3種類
- 映像授業の2タイプ
- 映像学習のメリット/デメリット
2010年代から映像授業を使った予備校は急増しており、映像と一言でまとめても様々なタイプが存在します。
今回は映像授業の種類や、メリット・デメリットをわかりやすくまとめていきます。
この記事を読んでいただければ、映像授業にはどんな利点があるのか、自分が映像学習に合っているのかがわかりますよ。
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目次
予備校・塾は大きく分けて3種類
映像授業の良し悪しは、他の形式と比べるとよく分かります。
そこでまずは、予備校・塾の主要形式である以下の3種類について解説していきます。
- 集団授業型
- 個別指導型
- 映像授業型
集団授業について
それぞれが年間・学期で独自のカリキュラムを作成しており、それに沿って学習を行います。
集団と言っても受ける生徒数はかなり違い、10名程度の少人数制から数十名の大規模というところもあります。
予備校としての手厚い指導とサポートを期待できますが、基本は「授業についてこい」というタイプなので、進度やレベルが合っていないとついていくのが大変になります。
参考
個別指導について
集団と違い、生徒の個人状況に合わせてカリキュラムを作成します。
学習状況を逐一見てくれるので、勉強自体が苦手な人・学習管理ができない人に相性が良いです。
低学年のときに、学校の補助や定期テスト対策に通うという人も多いですね。
個人に合わせるという形のため、大学受験レベルまで対応するには綿密な計画が必要です。
参考
映像授業について
パソコンやタブレット、スマホを使って授業を受けるスタイルです。
昔は授業を欠席した人の復習用くらいのイメージでしたが、今はご存知の通り映像を主体とした予備校も主流になっています。
何度も再生や一時停止が自由にできるなど、時間を融通して利用できるのが最大の特徴です。
逆に授業の臨場感や集中力、質問対応などが集団や個別指導に劣る点ですね。
参考
校舎がある予備校では、東進ハイスクール・河合塾マナビス、校舎なしのシステムでは、スタディサプリ、学びエイドなどが有名です。
映像授業で成績は伸びるのか
結論ですが「映像で成績が伸びるのか」という質問には、「その人次第」としか答えようがありません。
どの形式で勉強しようともその人との相性はありますし、ケチのつけられない完璧な予備校というのも存在しません。
そのためそれぞれのメリット・デメリットをしっかりと理解し、何を判断基準にするのかが大事になってきます。
映像学習の2タイプ
上にも少し書きましたが、「映像」と言っても大きく2つのタイプがあります。
- 校舎を持つ予備校型
- 校舎がないシステム提供型
この2つは例え授業システムが同じでも、かなり違いが大きいので押さえてください。
校舎を持つ予備校型
授業形式の中心を、映像授業にしている予備校です。
繰り返しですがこの領域は東進・マナビスの大手2強ですね。
好きな時間に勉強ができる「映像授業」と、学習環境やサポートシステムが充実している「予備校」のいいとこ取りなので、ある意味一番融通のきく形かもしれません。
もちろん予備校同様の費用がかかるというネックがありますが、ただ映像が手元にあるより、強制感・安心感を持って学習することができます。
校舎がないシステム提供型
2012年頃から一気に増えた新しい学習形態です。
月額数百〜数千円程度で、全ての教科が見放題というのが特徴です。
初めは映像の質や配信システムの不備が心配されましたが、今ではほとんど心配はなくなっています。
学習環境がないというのが、そもそも勉強の解決策になっていないという声もありますが、圧倒的な低価格で高品質な授業を受けられるのが最大の魅力です。
映像授業のメリット 5選
それでは、映像授業のメリットについてお話ししていきます。
大きく分けると以下の5点です。
- 時間の融通ができる
- 繰り返し見ることができる
- 入学時期でカリキュラムが変わらない
- 自分のレベルに合わせて進められる
- 相性の良い講師を選ぶことができる
詳しく説明していきます。
時間の融通ができる
一番のメリットは、時間に左右されないという点です。
授業時間が決まっていないので、自分のペースで進めたい・部活などで決まった時間に行けないという人にも学習が可能です。
仮に急用ができて予定の授業が受けられなくても、システム1つで変更ができますから、カリキュラム漏れが出ることもありません。
繰り返し見ることができる
映像自体のシステムもいろいろ活用可能です。
・1回で理解できない→繰り返し見る、巻き戻す
・板書が間に合わない→一時停止する
・簡単に理解できる →倍速にする
映像授業の指導していたときも、疑問が出た部分を何回か繰り返して自己解決する人がほとんどでした。
逆にこちらの方が、考える力がついているとも感じましたね。
入学時期でカリキュラムが変わらない
集団授業では、基本的に年や学期でカリキュラムが決まっているため、特定の時期に入塾しない人には学習漏れがでてしまいます。
映像の予備校でも指導方針はありますが、全員統一の勉強はほとんどないはずです。
入塾した日・週に合わせて計画を立て、学習を1からスタートすることができます。
参考
システム型であれば、申込をしたその日から勉強を始めることもできますね。
自分のレベルに合わせて進められる
「時間」だけではなく「レベル」の融通も効きます。
集団ではレベルや志望校によってコースが数種類あるだけで、あまりレベル分けがされていません。
映像では、体験をしてみて自分のレベルに合ったところから始められますし、途中で変更も可能です。
やる気があれば、基礎レベルを一気に終わらせて応用レベルに上げるということもできますね。
相性の良い講師を選ぶことができる
生授業ではコースや校舎で講師が決まっていて、先生を変えたいなら場所も移動する必要があります。
映像では同様のレベル・内容の授業であっても、数名の講師が収録していることもあるので、講師との相性で授業を選択することもできますね。
映像(予備校型)のデメリット 4選
続いてデメリットについてです。これは予備校型とシステム提供型で変わる部分もあるので、分けてお話しします。
まずは予備校型についてです。
- 集中力・臨場感は集団授業に劣る
- 費用負担が大きい
- 校舎に登校する時間がかかる
- 質問対応がやや甘い部分がある
それでは詳しく見ていきます。
集中力・臨場感は集団授業に劣る
予備校型でサポートがあると言っても、実際に勉強する場では一人です。
もちろん勉強自体が自分との戦いではありますが、先生が目の前にいない状況では集中力が下がるというのはごもっともだと思います。
費用負担が大きい
取る科目・授業数にもよりますが、集団予備校と同程度の50〜100万はかかります。
その分のメリットは確かにありますが、システムのみの形態と比べると相当な価格差を感じます。
校舎に登校する時間がかかる
家の近くや通学経路にあれば問題ないですが、場所によっては通学に時間がかかることもあります。
学習環境というメリットは存分に使って欲しいですが、通学に1時間かかる・通うだけで疲れてしまうという場合には考えものでしょう。
質問対応がやや甘い部分がある
校舎にチューターのような存在がいたとしても、科目担当がその時間にいないなど、常に対応できることはないと思います。
また学生スタッフがほとんどですので、講師に比べると応対の質は落ちるでしょう。
映像(システム型)のデメリット 3選
続いてシステム型のデメリットです。
こちらは3点にまとめました。
- 勉強に集中できるかは環境次第
- 学習管理を自分でやる必要がある
- 質問対応がないorタイムラグがある
勉強に集中できるかは環境次第
今まで家や学校で勉強をしてこなかった人は、いくら優秀なシステムが手に入っても勉強習慣を作るのは難しいです。
校舎がない以上、勉強する空間・集中する環境を自分で作る努力が必要です。
学習管理を自分でやる必要がある
自分を甘くしないメンタルがあれば別ですが、強制空間や管理してくれる人がいないため、学習のズレが起こりやすいです。
また「今やっている勉強が正しいのか」「大きな受験戦略が間違っていないか」という俯瞰的な視点は、経験者にしか分かりません。
予備校を頼らず、こういった情報を自分の力で得ていくのは労力がかかるでしょう。
質問対応がないorタイムラグがある
ネットを通した質問対応を行う塾も増えてきましたが、それでもタイムラグがあったり科目や内容が絞られたりと、まだ安定しているとは言えません。
対面でない以上、相手に伝える「質問力」も案外重要になってしまうので、結局うまく使いこなせなかったという声も多く聞きます。
まとめ:「ここなら頑張れる」と思う場所を探そう
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
メリット・デメリットを上げていきましたが、ピンとくる内容は合ったでしょうか。
途中でも伝えましたが自分に100%合った予備校なんて存在しません。
それぞれの良し悪しを把握して「ここなら最後まで頑張れそうだ」というところを探してみてください。