・英単語が全然頭に入ってこない…
・単語帳を見ると、すぐ眠気に襲われる…
今回はこんな悩みを解決します。
この記事の内容
- なぜ英単語が苦手なのか
- 覚えられない3つの要因
- 誰でもできる具体的学習法
英語は、単語に始まり単語に終わります。
ですが一番初めの単語学習で、英語が嫌いになる人がどうしても多いです。
なかなか単語が覚えられないという人、今まで単語帳で1度以上挫折をした経験がある人はぜひ読んでください。
誰でもできる効率的な英単語の暗記勉強法が分かり、勉強に対するモチベーションが上がると思いますよ。
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目次
単語の覚え方が分からない理由
まず1つ質問をしたいのが
今まで英単語の勉強法って教わったことあります?
………
多分、ほとんどの人が経験していないですよね。
英単語が覚えられない最大の要因は、ここにあると思っています。
英語教育の重要性が言われ、小学校から英語学習が始まり、英語の基礎が単語と文法にあるのは誰でも分かっているにも関わらず、誰も英単語の勉強法を教えないんですよ。
学校でも予備校でも英会話スクールでも、英単語は自分で覚えるものとされていて、せいぜい週1回のテストで確認する程度になっているでしょう。
英単語の勉強法は存在する
当たり前ですが、英単語の勉強法はあります。
しかし学習者に任されているため、自分でできる人とできない人で、見えない差がどんどん広がっていきます。
私は完全にできない人の側で、毎回やろうとするんですが1か月後に挫折して、またやり始めて挫折して…というのを1年くらい繰り返していました笑
英単語学習は数ある暗記の中でも、最も労力のかかる勉強です。
逆に言うと、クリアできれば今後の覚える勉強に対して前向きになれるはずです。
実際、下で紹介する勉強法はほとんど応用可能ですので、是非マスターしてください!
それでは、英単語の勉強がうまくいかない原因と解決方法をセットにし、3つほど紹介していきます。
原因①:レベルが合っていない
まず一番に言いたいのが、自分のレベルに合った英単語帳を使ってほしいということです。
例えば、英単語帳と言えば有名な2冊。
『英単語ターゲット1900』
『システム英単語』
実はこれ、相当レベルが高いんですよ。
完璧にできれば、早慶上智や難関国公立は手に届くレベルです。
学校で配布されたので仕方なく使っている人もいると思いますが、今のレベルや目標地点を考えて、自分に合ったものを使うべきです。
半分は分かるものを使う
教材選びのポイントは、掲載単語の50%はすでに知っているものを選ぶことです。
そんなことを言うと
・分かるものをやってどうするんだ
・教材費の半分がもったいない
とか言われそうですが、理由はちゃんとあります。
まず、基礎レベルの単語に穴がある人が案外多いことです。
全国模試で偏差値60にのらない人の大抵の原因は、基礎的な単語力です。
また、単語学習の序盤で一番大事なことは1周目を早く終わらせることです。
どの勉強でも同じですが、全体像を見ることで自分の苦手な部分が分かったり、今後の学習ペースがつかめるようになります。
モチベーションを維持するためにも、無理にレベル高いものを使わず、むしろ復習を兼ねて適度に負荷がかかるものを選んだ方が絶対によいです。
自分の単語力を調べてみる
最近では、無料で自分の単語力を図ることのできるサイトもたくさんあります。
自分のおすすめは「Test your vocab」というサイトです。
日本語はないですが、自分の知っている単語にチェックをいれるだけなので困る事はないと思います。
この結果で、5000語以下の場合は基礎単語が欠けている可能性が高いです。
共通テストやセンター試験対応のものを使用するなど、段階を踏んで進めた方がよいでしょう。
原因②:反復回数が足りない
みなさん、エビングハウスの忘却曲線を聞いたことがありますか?
人間の記憶の定着率を示したものですが、私が重要だと思うのは以下2点です。
・1時間後に忘却率は その後は緩やかとなる
・繰り返し学習をすることで、忘却率は緩やかになる
人間は忘れる生き物です。
そのため、何度も繰り返して「この情報は重要で忘れてはいけないんだ」と脳に覚えこませないといけません。
最低10周は繰り返す
私は、1冊の単語帳完成まで最低10周は必要と考えています。
2,3周程度で覚えられないのは、人間の記憶の構造上当たり前です。
ただ、いきなり10周やろう!と言われてもゴールが遠いと感じてしまうので、段階的な目標を立てています。
1周目は、もはや「確認」です。
今覚えている単語と覚えていない単語を分けるだけ。「これからこんな単語を覚えるんだ~」程度で大丈夫です。
2~3周目は、「見る」です。
ポイントは覚えようとしないこと。まだ「こんな意味なんだ~」程度の認識で大丈夫です。
4~7周目で、やっと「覚える」です。
ただすでに3周していますから、覚えている単語も多いと思います。覚えていなくても「そうそうこんな意味だった!」くらいで大丈夫です。
8~10周目は、再度「確認」です。
ここまでくるとほとんどの単語を覚えていますが、最後に必要なのは瞬発力です。速読にも関わってきますから「瞬間的に意味が出てきているか」を意識してください。
原因③:周回スピードが遅い
周回数と同じくらい大事な概念が、スピードです。
あり得ない話ですが
「1周を1年かけてやり、10年で10周しました!」
と言って果たして覚えているでしょうか笑。
こんな極端ではなくても、1つの単語に対して
見て・読んで・書いて・線引いて・また書いて…
と、1回でかなり時間をかける人がいます。
理解を伴う学習であれば、時間をかけて落とし込む意味はあります。
しかし暗記学習においては結局忘れてしまうため、繰り返す(思い出す)作業に時間を使う方が、効果は高いです。
学習の初めは②で伝えた通り「確認する、見る」が中心ですから、1単語あたりの学習を5秒程度、長くても10秒程度に収めてください。
1日100個単位で進める
まず目標にしてもらいたいのが、1日100単語に「触れる」ことです(何度も言いますが「覚える」ではなくて大丈夫です)。
多いなと思うかもしれませんが、1単語5秒だとして500秒=約8分、1単語10秒だとしても15分強です。この時間が取れないとは言わせません。
覚えることを目標とすると、達成できないときにやる気が下がってしまいますが、数値目標ならばブレることは少ないです。
100という数をこなすことを最重要の目標としてください。
1日3回、同じ部分を繰り返す
もちろん1日1回では定着率はなかなか上がりません。
1日に時間を空けて(通学通期中、昼休み中、帰宅後、寝る前など)最低3回は暗記時間を作ってほしいです。
必然的に、単語学習で30~60分は取られることになりますが、このくらいは必要時間です。
むしろ基礎力がおぼつかない人は、短期で数時間やる覚悟はもってほしいです。
特に就寝前と起床時は、脳が知識の整理をしている時間なので、暗記学習には最適です。
できれば習慣化をしてほしいですね。
1週間で1周、月で5周繰り返す
周回を増すごとに、100個と言う負荷は軽く感じるはずです。
そうしたら1日の個数を増やしていきます。
例えばこのような感じです。
1,2周目:1日100個=約3週間で1周
3,4周目:1日200個=約2週間で1周
5周目~:1日300個=約1週間で1周
(掲載単語が2000語弱の場合)
1週間で1周できるまでスピードが上がると、忘れる前に戻ってくるようになるので、記憶の定着率が一気に上がります。
ダメ押しでさらに1ヵ月で5周程度できれば、ほとんどの単語を覚えた言えるレベルになるでしょう!
まとめ:「反復×スピード」で単語を制覇
いろいろと分けて説明しましたが、とどのつまり、単語は繰り返した量です。
確かに過去には、長文中に出てくる単語を1,2回見るだけで覚えてしまう強者もいました。
しかし、その勉強法を真似ても仕方ありません。
地道な方法ですが、単語学習を習得方法はあります。
1つ1つステップを上げていきましょう!
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